どんな看護師でも、新人の時は必ずあります。
仕事でのミスはどんな職種でも必ず起こるものであり、看護師も例外ではありません。
新人看護師がよく起こすミスを事前に知っておくことで心構えにもなり、自分が新人看護師の指導担当になればおのずとミスを防ぐための解決策を見出す事もできるでしょう。
新人の時によくあるミスは大きくわけて3つあります。
1つは知らない事が原因のミス、2つ目は確認不足、3つ目が後ろ向きになってしまって起こすミスです。
知らない事で起こってしまうミスは、本人だけが原因とは限りません。
医療は個人戦ではなくチームで行っているので、知らない事は当たりまえの事が多く、新人の間はとにかくメモをとり覚えることが必要です。
2つ目のミスは、確認不足から起こるミスです。
投薬ミスなどは看護師全般見受けられるものですが、これも確認さえすれば防ぐことができるため、新人の指導担当者は逐一新人看護師を観察することが必要です。
必ず一つひとつ確認する、投薬を行う前にカルテをチェックするなど業務に常に疑問を持ちながら業務を行いましょう。
3つ目として考えられるのが、精神的ストレスによるミスで他の2つと原因が異なります。
このミスは、その人の性格やミスに対する対処法を知らないと陥りやすいケースといえるでしょう。
悪い事が続くとどうしても「ミスしないように」と緊張してしまい、返ってミスを招いてしまう事があります。
人によってはミスをして怒られた経験がトラウマのようになってしまい、その後の勤務にも支障をきたす可能性もあります。
また同僚からではなく、患者から怒られてしまう場合もあり、この場合はその人のメンタルケアが非常に大切です。